リサーチャーの裏話(4)
【アンケート票 - 回答者目線とクリエイティビティ】
たかがアンケート票、されどアンケート票、というようにアンケート票の良し悪しによって、得られる情報の内容が変わってきます。
たとえば、あるアンケートで「あなたは、ガソリンを節約するようになりましたか?」と聞かれました。回答の選択肢を見ると、「ある」「ない」しかありません。車を乗らない私は「ない」と回答するしかなく、「関係ない」という選択肢があったらな、と思ったものです。。。
アンケート票を作る時気をつけること
そのようなケースを含めて、アンケート票を作る時はいろいろ注意点があります。その中で、いくつかめぼしい点を挙げてみました。
- 調査の目的と調査結果の利用方法について - いきなりいろいろ質問されると、「何のためにこのようなことを聞いているんだ?」と不審に思ってしまいますよね。本題のアンケートに入る前に、まず別シートなどで、調査の利用目的を説明します。たとえば、顧客満足度調査で、「サービスや商品の改善のために…」と記されていると、次回のセールスのために使うのではないんだ、という不審感をぬぐい去ることができます。どのような調査でも、調査の目的と情報をどのように利用するかという説明は、必ず入れます。
- 的確に、答えやすく - アンケートの中身ですが、関連付けた内容ごとにくくったり、答えやすい内容から段々複雑なことや具体的なことを聞いていきます。センシティブな内容は、表現を和らげたり、選択肢をたくさん設けてたりして、できるだけ回答しやすいように工夫します。まさに回答者の心理を考えて、どう聞けばいいのだろう、と考えてアンケートを作成します。
- アンケート票のレイアウトの工夫 - アンケートで的確に、しかも記入ミスがないように回答してもらうためには、アンケート票のレイアウトも大切です。フォントの大きさを変えたり、マトリックスを作ったり。ウェブ調査票でも、紙の調査票でも同じです。いかに質問が少ないように見せて、エッセンスとなる情報を得るようにするのか - 工夫の見せどころです。
ちょっと苦労なのが、「どうせなら、これも聞いてほしい」という追加質問が増えてくるとき。そして、海外からの調査票で、日本人にはそのまま聞けない、というもの。そんなときは、「さて、」と腕まくりし、どのように工夫してアンケート票を作ろうか、と頭を悩ます反面、創造力も駆使してみます。
6 月 26 2009 08:20 am | 週刊コラム
