リサーチャーの裏話(1)
今月より、シリーズでリサーチの現場の裏話をお伝えします。
【オーダーメイドのカスタムリサーチは逆算アプローチで】
カスタムリサーチ(カスタムメードのリサーチ)の場合、クライアントの打ち合わせをもとに、調査設計をし、調査を実施し、結果を納品します。まさにオーダーメードの服のようなものです。
まずアウトプットから
マーケティングリサーチの業務を受けるとき、私たちの発想としてまず考えるのが、「アウトプット」を「いつまでに」。
企画の場合、クライアントの方にどのようなアウトプットが必要か、対象者は誰かを確認し、じゃあどの調査方法が良いのかをリストアップしていきます。ときどき、「この調査方法で」といった指定もあるのですが、求められるアウトプットとにらみ合わせてもっと調査方法がある場合は、ご提案する場合もあります。
調査票やインタビューガイドづくりもアウトプット重視
調査票やインタビューのためのインタビューガイドを作る場合も同じで、どのような情報がほしいというリストをもとに、どのような聞き方をすれば、意見が出やすいかを考えて調査票やインタビューガイドを作ります。調査票やインタビューガイドを作りながら、いつも「こう聞けば、どのように答えてもらえるか。」を考えて、せっせと調査票やインタビューガイドをつくります。
調査方法も、この情報をGETするならフォーカスグループインタビューが良いとか、インターネット調査が良い、という形で調査方法を選んでいきます。
なぜ、このようにアウトプット重視になるかというと、リサーチの業務を請け負う場合、通常アウトプットを成果物としてお渡しするからです。
でも、調査目的がどんどん変わっていったり、スケジュールが変わっていくこともあります。私も調査業務を発注する側の立場にいたときは、「このアウトプットをいつまでに欲しい」と決めても、社内事情でスケジュールが変わったり、新しくこの情報がほしいという要望も出てきたりします。
アウトプットがフィットしているかどうか
そのようなときも、仕上がりのことを念頭に業務の工程を色々組み替えていきます。オーダーメードの服の場合は、お客さまに服がフィットしているか、というのが大きなポイントのひとつだと思いますが、カスタムリサーチも納品物がクライアントの調査の目的にフィットしているかが、いつもとても気になるところです。
(文責:中野)
6 月 05 2009 08:13 am | 週刊コラム
