「リサーチは無用」に出会って
つい最近も、「リサーチなんてする必要がない。」と、いう方に出会いました。「大切なのは、お客の声ばかり聞くよりもお客を喜ばせるアイデアだよ。」
それで、「なぜ、リサーチが無用なんですか?」と聞くと、「リサーチばかりしても、アイデアは出てこない。」「顧客の意見ばかり聞いていると、振り回されてしまう。」と、いうことです。
リサーチャーにとって、「リサーチはする必要がない。」と言われると、つらいものがありますが(^^;)、じゃあ、「リサーチしないとできないことってなんだろう?」と、いうことで少し上げてみました。
「気づき」
たとえば、消費者に意見を伺ったり、ものを手に取っている様子を見て「ああ、そうだったのか...」と気づくこと。モノづくりなどについつい夢中になると、気づかなくなってしまうことってありますよね。
「情報の共有」
特に、バックグラウンドの違う複数の人が集まって、何かを決める時に、リサーチで集めた情報があれば、情報の共有がしやすくなります。また、リサーチのデータを元に説明すれば、「それ、個人の意見じゃないの?」って、言われることもないですし。
注意しておきたいこと - リサーチは情報を集める手段
「リサーチは無用」という意見のほかに、「リサーチってよくわからない」という意見も耳にします。そのおもな理由のひとつには、リサーチの仕方が目的によっていろいろ違ってくることがあります。商品やサービスのアイデアに関するリサーチひとつをとってみても、消費者の行動や意識からアイデアを得る方法もありますし、どのアイデアがいいかを選び出すリサーチもあります。
また、リサーチの仕方によって、欲しい情報が確実にゲットできる場合もありますし、逆に情報に埋もれてしまって「何をしようとしていたんだろう?」となってしまう場合もあります。このようなことで、「何か、リサーチって複雑でよくわからない。」という印象をもたれる方も多いようです。
「リサーチや無用」といったご意見は耳が痛いものですが、「リサーチしたからこそ、これが達成できた」、「リサーチはわかりやすく身近」と感じて頂けるように、サービスの改善と共に情報発信をしていきたいと思います。
5 月 29 2009 09:41 am | 週刊コラム
