Archive for 5 月, 2009
つい最近も、「リサーチなんてする必要がない。」と、いう方に出会いました。「大切なのは、お客の声ばかり聞くよりもお客を喜ばせるアイデアだよ。」
それで、「なぜ、リサーチが無用なんですか?」と聞くと、「リサーチばかりしても、アイデアは出てこない。」「顧客の意見ばかり聞いていると、振り回されてしまう。」と、いうことです。
リサーチャーにとって、「リサーチはする必要がない。」と言われると、つらいものがありますが(^^;)、じゃあ、「リサーチしないとできないことってなんだろう?」と、いうことで少し上げてみました。
「気づき」
たとえば、消費者に意見を伺ったり、ものを手に取っている様子を見て「ああ、そうだったのか...」と気づくこと。モノづくりなどについつい夢中になると、気づかなくなってしまうことってありますよね。
「情報の共有」
特に、バックグラウンドの違う複数の人が集まって、何かを決める時に、リサーチで集めた情報があれば、情報の共有がしやすくなります。また、リサーチのデータを元に説明すれば、「それ、個人の意見じゃないの?」って、言われることもないですし。
注意しておきたいこと - リサーチは情報を集める手段
「リサーチは無用」という意見のほかに、「リサーチってよくわからない」という意見も耳にします。そのおもな理由のひとつには、リサーチの仕方が目的によっていろいろ違ってくることがあります。商品やサービスのアイデアに関するリサーチひとつをとってみても、消費者の行動や意識からアイデアを得る方法もありますし、どのアイデアがいいかを選び出すリサーチもあります。
また、リサーチの仕方によって、欲しい情報が確実にゲットできる場合もありますし、逆に情報に埋もれてしまって「何をしようとしていたんだろう?」となってしまう場合もあります。このようなことで、「何か、リサーチって複雑でよくわからない。」という印象をもたれる方も多いようです。
「リサーチや無用」といったご意見は耳が痛いものですが、「リサーチしたからこそ、これが達成できた」、「リサーチはわかりやすく身近」と感じて頂けるように、サービスの改善と共に情報発信をしていきたいと思います。
5 月 29 2009 | 週刊コラム | No Comments »
先週、2009年1-3月期のGDPが発表されました。実質前期比マイナス4.0%、年率換算マイナス15.2%で、戦後最低の落ち込みということですが、株価への大きな影響もなく、また4-6期は状況は良くなるのではないかという見解があちこちで出ています。
数値だけを見るとかなり悲観的になってしまいますし、海外でもかなり大きなニュースで取り上げられていましたが、国内では「過ぎた時期の数値だ」ということで、割り切った見方が多かったように思います。
1-3月期のGDPについては、肌感覚でかなり数字が落ち込むのではないかと感じていた人も多かったのではないでしょうか。
統計データは、どうしても集計や分析などに時間がかかってしまうので、タイムラグが生じてしまうのですが、数字を予測できる私たちの肌感覚、大切にしていきたいものです。
5 月 25 2009 | 週刊コラム | No Comments »
数年前の冬、エジプト人の友人が仕事で日本を訪れたときのこと。「なぜ、日本人はマスクしているの?」あちこち街で見かけるマスク姿がとても珍しく目に映ったそうです。「皆、歯医者さんのようだね。」
それに対して、風邪のウィルスを他人にうつさないようにマスクをしているんだと説明したとき、なんて日本の文化はすばらしいんだろう!と、その友人は絶賛していました。風邪をひいて咳が出ると、マスクをするのが当たり前と思っていたので、当時はちょっと不思議な気がしたのですが。
最近は、海外でも新型インフルエンザの影響で、マスクをする人も増えてきているようですが、風邪などで咳が出たからと言って、日本ほどマスクをする人は海外ではあまりみかけません。4月頃、BBCのニュースで新型インフルエンザの流行の話題を取り上げたとき、「日本人のようにマスクをすると良いんだろうけどね。」という英国人の専門家の方のコメントがありました。
マスクとともに、他人や社会への影響を気遣う日本の文化も積極的に海外へ送り出して、ウィルスの蔓延を食い止めたいところです。
5 月 18 2009 | 週刊コラム | No Comments »
先日、リサーチでお店にどのような商品が並んでいるか、ストアチェックをしていたとき、あれ?と思うことがありました。
スーパーなどで、棚に並べてある商品を眺めて、パッケージを手にとって詳しく商品をみていたのですが、私と同じようなことをしている人を何人か見かけました。この人もリサーチャー?と、一瞬思ったのですが、お目当の商品のところ以外は特に商品をチェックされなかった様子で、商品を選ぶとすーっとレジの方に行かれたので一般の消費者の方のようでした。
このような光景は、以前あまり見掛けなかったのですが、お客さまは購入する前にじっくり現物を吟味するようになってきたのですね。店頭での商品の状態やパッケージ、そしてパッケージの商品情報。お客さまが購入するかどうか、ますます重要になってきているような様子です。
5 月 15 2009 | 週刊コラム | No Comments »
ちょっと大げさな題になってしまいましたが、「経験値と未知の可能性」で最近ちょっと気になったことがあります。
将来のことを予測するのに過去の経験値を使ったりするのですが、これから市場がどうなるかを予測するのに過去の経験値が使いづらくなってきたな、と感じています。この1年を振り返ってみると、市場で起こったことと言えば、過去からの経験値では予測できなかったことですし、将来を予測するのに経験値に頼り過ぎたという反省もあります。
でも、良い風に考えると、将来には経験値を乗り越えていろいろ可能性があるということですよね。今までと同じやり方でやっていくと、過去の延長上でしかないけれど、ちょっとでも違ったやり方でやってみると、過去からは推測できなかったことができるかもしれない。いろいろやってみると、可能性が広がりそうです。
誰が市場をどう変えていくか。これからの市場をみるときは、経験値というよりも将来への動きに注目です。
5 月 11 2009 | 週刊コラム | No Comments »
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